『アップトゥボーイ』は、2026年3月に創刊40周年を迎えます。弊誌をご愛読頂いている皆様への感謝の気持ちを込めて、前号Vol.360と3月23日発売の今号Vol.361は、創刊40周年記念の特別仕様にてお届けいたします。
40周年アニバーサリー企画では、創刊当初に開催されていた『ミスアップ』コンテストで第9代グランプリを獲得しデビューを果たした相田翔子さんが、34年ぶりにインタビュー登場。当時の思い出や現在の心境を伺いました。

ここでは、特別に誌面カットとインタビュー抜粋を掲載いたします。
※本記事は『アップトゥボーイ 2026年4月号』(ワニブックス:刊)より、一部を抜粋編集したものです。
『アップトゥボーイ』は私にとってかけがえのない存在です
――約34年ぶりのご登場、ありがとうございます。
相田「『アップトゥボーイ』創刊40周年、おめでとうございます。初登場は高校2年生16歳のときでした。すごく懐かしく感じますね」
――当時の撮影の思い出はありますか。
相田「夏休みに北海道から東京まで自転車で走る旅をした直後で、日焼けをしていたのでマネージャーさんに怒られました。カメラマンは野村誠一さん。優しくて穏やかであたたかい人柄で、緊張をほぐして下さいましたが、私はずっとガチガチに緊張したまま。撮影中も、宿泊先でのお食事時のときも、ニコリとも笑えなかったんです」
――初めは皆そうですよね。
相田「緊張している私を見て、野村さんが微笑みながら“おとなしいね〜”とおっしゃっていて。本当の私は違うのに! と、自分を出せないことへのジレンマがあったという記憶があります」
――実際のあがりを見ていかがでしたか。
相田「発売日に本屋さんに買いに行きましたが、正直、表紙の不細工な自分に“きゃー!”となりました。中身のグラビアも無表情で緊張がそのまま出ていましたね。ただ後に、そのとき湖畔で撮影した写真で野村さんが賞を獲られたんですよ。皆さんが喜んで下さったことは、私もとても嬉しかったです」
――そして9代目の『ミスアップ』グランプリとして、その後も誌面に何度もご登場頂きました。
相田「『ミスアップ』になれたことがWinkのデビューに繋がったので、私の人生が変わるきっかけです。大切な大切な出来事です」

――Winkではトップアイドルとして、お忙しい日々だったと思います。振り返るとどのような想いですか。
相田「実はデビュー前から作詞・作曲のレッスンをしていて、裏方志望で作家になりたかったんです。なので、アイドルと呼ばれることには抵抗がありました。ただ次第にWinkのアルバム内でも作詞・作曲をさせて頂く機会を持てて、それが嬉しくて頑張っていたように思います」
――しかしここまで長く、第一線で活動を続けてこられたのは、かなり努力されたかと……。
相田「今では考えられませんが、当時は熱があってもお仕事に穴を開けられない厳しい世界にいると思っていました。かなりハードなスケジュールを毎日こなしていたので、忍耐力だけはいまだに自信があります(笑)」
――現代の多くのアイドルや、これからの時代を歩むアイドルに伝えたいことはありますか。
相田「共演などさせて頂いても、逆に教わる事が多いです! 私は緊張でいつも自分の半分も出せなかったので、素敵な魅せ方が出来てたくさんの方を魅了されている、アイドルの方々を尊敬しています。これからも、今だけでなく、その先の活動に向かって夢を持ち続けて欲しいです」
――40年という時間を経て、もし当時のご自身に声をかけるとしたら、どのような言葉を伝えたいですか。
相田「自信を持って、もっとさらけ出し、たくさん恥をかいても大丈夫!」
――創刊40周年を迎えた『アップトゥボーイ』、読者の皆さまに向けてメッセージをお願いいたします。
相田「あらためて、創刊40周年おめでとうございます。Winkを生み、育てて下さり、感謝と言う言葉では足りない程……『アップトゥボーイ』は私にとってかけがえのない存在です。そして何よりも、(鈴木)早智子に出会わせて下さったことが奇跡のような出来事です。心より感謝申し上げます。今後も、アイドル文化の中心で『アップトゥボーイ』が輝き続けることを願っております」

PROFILE ●あいだ しょうこ '70年2月23日生まれ。東京都出身。●'87年、第9代『ミスァッブ』グランブリを受賞。その後、第7代目グランプリの鈴木早智子さんと共にWinkを結成。'88年『Sugar Baby Love』で歌手デピュー。'88年11月、3rdシングル『愛が止まらない ~Turn It Into Love~』がCX系ドラマ『追いかけたいの!』の主題歌に起用されプレイクを果たす。'89年12月には5thシングル『淋しい熱帯魚』で第31回日本レコード大賞を受賞。無表情でほとんど笑わないアイドルとして一躍スターダムに。'96年3月をもってWinkとしての活動を停止。その後はソロとして音楽番組の他、映画、ドラマ、舞台、バラエティー番組など多数に出演。今なお活躍の場を広げている。


